火曜日, 2月 13, 2007

国家の品格ってのを読んだきっかけ


書くのスッカリ忘れてたのだが、年末年始に日本に帰ってた。たった一週間の強行スケジュールで家に帰って大晦日、正月と来て、すぐにサンフランシスコに帰ることになった。 1週間も帰れば十分なのではなどと普通に思う人は多いだろうけど、とある地方都市出身の私にはほぼ2日移動に消えてしまったわけであんまりゆっくりはできてない。

で、家に帰って多少の時差ボケもありある日に朝3時くらいにおきてしまい、これは何かすることが必要だ・・・と思い立ったら国家の品格って本を読むことになった。偶然にも父親が同じく朝3時に起床していた(前日一緒に飲んだ)ので最近はこんな本を読んだとかこうとか話をしてるうちに何冊か紹介されたうちの1つなのだ。

日本人としての価値観を取り戻すべく情緒や武士道を大切にしろといったことが書いてあったと思う。賛否の分かれる意見の中で私が一番同感したのが著者の外国にいってから自分の国を再認識した話だ。あと、第一言語の日本語をそっちのけにして英語を子供に勉強させるとは何事だという話も賛成。自分の日本語でのinputが少なすぎるので英語の発達もたいしたことないのはその辺が理由かなどと思う。

次の日に父親と一緒に本屋にいって失われた価値観を取り戻すべく新渡戸稲造の武士道と宮沢賢治の詩集を買ってきた。実は英語の原書の武士道を所有してるのだが何せ英語なのでなかなか読み進まずほったらかしになっている。結局私が英語版をもっているので父親に武士道を託して、自分は情緒の?宮沢賢治の詩集を取ってサンフランシスコに帰ることになった。

そうえいば、外国に住む日本人で読書の話題に関係するのだが、塩野七生がNHKの何かを語ってる番組や日経新聞に出ていたのを見てかなりびっくりした。今まであんまりメディアに出てきたことがない?そういえばイタリアに住んでいるからか、なんて思ったら終に「ローマ人の物語」を書き終えたとのことだ。彼女の話を聞いたり読んだりしてて、やはり外国に住んでいる日本人だ!と思うのだが、とりあえず、今まで読んでないのでその最後の巻だけを成田で買って飛行機に飛び乗った。ちなみに成田空港の書店ではどこも図書カード(2000円分)を受け付けてくれない。荷物が重くなるとか気にして最後まで待ったら少し損をする羽目になる。

加えて、雑誌でDBマガジンと日経ソフトウェアを購入して色々読みながらアメリカに戻ったわけだ。塩野七生の文章は歯切れがよく男のようだったよ。とまーこんな感じの休みだった。

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